スポーツができる子は頭が良い!?それは本当なのか?
脳育系の書籍やテレビ番組を見ているとしばしば頭の良い子は頭が良いというお話を教育博士や専門家が話されているのを見たことはありませんか?
当サイトにも我が子もスポーツをさせた方が良いのかというご質問もたまに頂きます。
確かにスポーツをすると脳の海馬が刺激されるので記憶力が良くなると言われていますし、ドーパミンという脳内ホルモンが分泌されるのでやる気や集中力が高まるというのは本当です。
また東大生の高校時代のスポーツテストの結果を見ると結果が上位20%に入っているというデータもあるようです。
海外でもカリフォルニア州の教育局が体力テストの点数と学力の関係性を調べた面白いデータがあります。
表の見方ですが、横軸は体力テストの数値を1(体力テストのスコア低い)〜6(体力テストのスコア高い)の6つのグループに分類しています。
棒グラフの青がリーディング、赤が数学のスコアです。
結果を見ると最も体力テストのスコアの良かった6のグループがリーディングと数学ともに点数が高くなっており、スポーツができるほど頭が良いというデータを表しています。
頭の良さを学力テストの点数だけで計ることは出来ない
でもね、やっぱり例外は付き物でスポーツが苦手でも高学歴だという人もいますし、学力テストの点数だけで本当の意味で頭が良い人かと聞かれれば学力は頭が良い人のひとつの要素でしかないと私は思っています。
また高学歴でも社会で挫折している方もいますし、仕事に必要な頭の良さと学校で必要とされる頭の良さというものは別物です。
学力の高さ(高学歴)というのは大人になって色々な進路を目指す時(例えば新卒の就職活動)に門戸が広くなるというメリットはありますが(要は面接を受けて行きたい会社や組織に入る時にだけに必要な数値)、入ってしまえば学力なんてあまり関係ないということは社会人の方であれば経験として分かっている方も多いと思います。
実際に社会に出てから必要なのは一般的なマナー(常識)を持ち合わせているかと臨機応変に対応できる柔軟性、外部や周囲の人間と円滑に関われるコミュ力です。
ただ学力の高さは進路を決めるまでの段階で重要な要素であることは紛れもない事実なので高学歴に越したことはありません。
そこから先は重要視される能力の優先順位が変わってきますよということがちゃんと分かっていて、勉強やスポーツ、人間関係などいろいろな能力を高める機会を沢山作ることの重要性を感じて頂きたいです。
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スポーツが得意なことは決して損にはならない
スポーツが得意なことは決して損にはなりません。
例えば高校や大学の入学試験でスポーツ推薦を受けられるレベルに達していれば、普通なら今の学力では入れないレベルの学校に入学できることだってあります。
またスポーツが得意な人は「さわやか」とか「根性がある」「礼儀正しい」とか何故か日本では好意的に受け取ってもらえる機会も多く仕事だけではなく、恋愛にも優位に働くことがあります。
結論としてこれらのことが真実かどうかは別として、スポーツができることは良いイメージとして認識される傾向にあることは確かです。
面接で履歴書の趣味を聞かれた時にもスポーツであれば、ちょっと自信を持って言えますよね?
読書など文化系の趣味はあまり順位付けをしないので、面接などで知識の豊富さをアピールしてもその凄さが伝わりにくいです。
スポーツは何位とか明確な順位が付く種目が多いので上位の成績を修めた人であれば他人にアピールした時に凄さを認識されやすいです。
このことからスポーツをやらせた方が良いかという疑問には、スポーツが好きな子は部活はスポーツ系の方が活躍できるかもしれないですし、進路を決める過程で役に立つことも多いかもしれませんので勧めてあげて下さいと私は言います。
まだどうしようか迷っているママさんパパさんは、お子さんがものすごく嫌がるとかでなければスポーツに親しむ機会をたくさん作ってあげて下さい。
その時にはまず楽しむことが最優先です。スポーツに肯定的なイメージを持ってもらえるようにしましょう。
スポーツが嫌いな子はダメのか?
お子さんの中には苦手、なんとなくマイナスのイメージがあってスポーツが好きでない子もいます。
例えばお友達と野球をして打てなくて嫌なこと言われたとか、自分のせいで負けたことを責められたとか、大きな怪我をして痛い思いをしてその時に親にスポーツに対して否定的なことを言われこっぴどく叱られたとかね・・・。
私自身の経験をお話すると私はこのサイトで子供頃は超インドア派であったと書いていますが、就学前の小さい頃はスポーツは嫌いではありませんでした。
父が仕事が休みの時にはバトミントンとかボール遊びに誘ったりしていたのですが、私の父は休日は1日中寝ていることが多く誘ってもほぼ全部無碍にされていました。
はい、毎回断られるという経験で私の中でスポーツに対するイメージがマイナスになりました。
そして次第に外遊びをしなくなり、小学校に入学して体育で初めてソフトボールとかいろいろなスポーツをやるのですが同じチームの足を引っ張ってしまうことが多くチームの子にも酷いことを言われることもありました。
次第に私の中でスポーツに対する嫌な思い出がマイナス評価で蓄積されていきました。
私の弟も同じような感じで小学校に入って初めてサッカーや野球をやらされて私と同じくチームの足を引っ張り責められていたそうです。
また私と同じようにスポーツが嫌いと言う子の多くは就学前に遊びでも殆どスポーツに関わっていませんでした。逆にスポーツが苦手だけど好きという子や得意な子はお父さんやお母さんとよくスポーツをしたり、楽しくスポーツに親しんでいる子が多かったです。
要はスポーツが嫌いな子はスポーツに関わった時のイメージが最悪だったということです。
そして私がスポーツが嫌いな超インドアタイプの子を持つ親御さんにはちょっと気にかけて頂きたいことがあります。
↓↓その理由は下の記事で。
スポーツ嫌いな子には遊牧民気質の子が多い気がする
遊牧民気質という言葉を聞いたことはありませんか?
遊牧民気質の人は、おだやかで優しい性格など良い面もあるのですが辛いことや面倒なことは避ける傾向があります。
心当たりがある方もいるかもしれませんが、スポーツが嫌いな子の中には特別スポーツで嫌な経験をしたわけでもないのにスポーツが嫌いという子もいます。
その根底にあるのは「自己の絶対的な精神的安定」です。
例えばスポーツで上位の成績を残すことを目標にして頑張るのであれば体力的に辛い練習、ゲームなど自分の楽しみの時間を制限しなければいけなかったり、コーチや先輩に厳しく叱られることに耐えて糧にするなどメンタルの強さを要求されることがしばしば起こります。
このことからインドアな性格の子は私もそうなのですが変化を嫌い、自分の時間やテリトリーを侵害されることを嫌い、臆病なところがありますので上記のような強い我慢を強いられることを避けます。
この性格が強いと将来ニートや引きこもりになったり、働いても定職につかず安定しない傾向が強くなります。
スポーツが嫌いなこと自体はそれほど問題ではありませんが、もしお子さんに遊牧民気質な傾向が強いようでしたら早いうちに性格矯正が必要かもしれません。
他の記事でも何度も書いていますが性格矯正は大きくなるに従って難しくなります。
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