環境の変化を極端に怖がる子はチャンスを逃す

 
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環境の変化を極端に怖がる子はチャンスを逃しやすいのでもったいない

あなたのお子さんは新しい環境に入ったり、新しいことを始めることにおいて積極的ですか、それとも消極的ですか?

 

 

まず誤解しないで頂きたいのは環境の変化に対する不安は誰にでも大人にだってあることなので、そのこと自体は深刻に考える必要はありません。

 

 

問題なのはその程度が大きい子です。
そしてそれが大きくなってもずっと続く子です。

 

 

例えば保育園にお子さんを迎えに行ったときにあなたのお子さんはお友達と遊んでいますか、それとも一人遊びが多いですか?

 

 

もし常に一人遊びをされているようであれば少し要注意です。
多分、知らないコミュニティに入ることが怖いのだと思います。

 

 

私自身も子供時代を振り返ってみると一人遊びが多く、小学生から高校生の時も友達と遊ぶよりも一刻も早く家に帰りたいと思ってしまうかなりのインドアな性格でした。

 

 

私は普通なら楽しいはずの友達からの遊びの誘いも断ってしまうことが多く、チャンスであった就職口の誘いも返事を先延ばしにして自然消滅させてしまったりなど今思えばかなり損なことをしてしていたと思います。

 

 

私にとって楽しいこと得になることに関わらず、ずっと環境が変わらないことこそが最も居心地が良く安心できたのです。

 

 

このように、できるだけ一人でいたい自分の安息の場(状況)が変わってしまうことが億劫、怖いと思ってしまう性格のまま成長するとかなり損をしてしまいます。

 

 

こういう性格の子は長所として真面目であったり計画的であるという部分はあるのですが、思考パターンが常にマイナス思考で減点方式ななことが多いのです。

 

 

そして何でも期限ギリギリまで行動を起こせなかったり慎重になりすぎてしまうあまりチャンスを逃してしまいがちです。

 

 

慎重に計画を立てることも大事ではあるのですが、時には思い切りで行動することも重要です。

 

 

それは受験であったり就職活動であったり、恋愛でもそうです。

環境の変化を怖がる性格の根底にはトラウマや障害の可能性もある

環境の変化を怖がるあまり行動が先送りになったり、一人でいようとする行動思考の根底にはトラウマや障害の可能性も否定できません。

 

 

ただ上記のような状況に当てはまるからすぐに問題なのではなく、それが学校生活や日常生活、そして人間関係において常に支障が出ている場合です。

 

 

そこは誤解しないで下さい。
話を元に戻します。

 

 

環境の変化を怖がる原因がトラウマにある場合

まず原因がトラウマにある場合ですが、新しいコミュティに入った時に苛めあったり、何かに挑戦した時に大きな挫折を味わいそれを親を含む他人に否定された、馬鹿にされたなど大きな精神的苦痛を味わった場合です。

 

 

そのせいで一人で楽しむ趣味(TV、ゲーム、ネトゲ)に没頭してしてマイテリトリーを作ってそこに他人が入ること極端に嫌ったり、パーソナルスペースが大きくなって他人との関わりを避けるようになりやすいです。

 

 

そして、それが加速すると何か行動を起こすこと自体が億劫になる思考パターンに陥りやすくなります。

 

 

なぜって子供時代の私がまさに↑それだったからです。

 

 

また、これはあくまで私の経験談ですが環境の変化が怖くなる原因の殆どにおいて人間(他人)が関係していることが多かったです。

 

 

それは新しい環境が良いものになるかどうかは、その飛び込む環境にいる他人が自分に友好的かどうかにかかっていることが多いからです。

 

 

でもそんなこと実際に入ってみるまで分かりませんよね?

 

 

普通の人は不安はあってもとりあえず入ってみてどうしてもダメなら出る、他へ行くという行動を取るのですが、環境の変化を過度に恐れる人は入る前にアレコレ減点方式で起こってもいないマイナス要素を想像して行動が出来なくなってしまうのです。

 

 

まあ、要する環境の変化を怖がる子はにコミュ障な子が多いんです。

 

 

新しい環境を良いものにするためには相手からの働きかけを待っているだけではなくて、自分からも働きかけて他人との友好度を上げていかなければなりません。

 

 

そんなこと当たり前やんて思われるかもしれませんが、この当たり前のことでさえ、こじらせてしまうと当たり前に出来なくなってしまいます。

 

 

一旦こうなってしまうと、それを矯正することはかなり大変です。
もはや他人がどうこうアドバイスしても手遅れになっていることが殆どです。

 

 

それはその人のこれまでの人生の中で経験したことにおいて思考パターン(人格)が殆ど固定化されているので、頭の柔らかい子供の間ならまだしも人格が固まった大人にってから一度築き上げた思考パターンを崩して立て直すことは非常に難しいからです。

 

 

人格の立て直しには思考の柔軟性と相手のアドバイスを受け入れる素直さが必要です。

 

 

さて、これを大人になってから実践できる人がどれくらいいるでしょうか?
そしてあなたにはこれが出来ますか?

 

 

難しい、無理だと思っているのでしたら色々なコミュニティに親子で参加することから始めてみてはいかがでしょうか?

 

 

例えば地域のイベントや体操教室などに参加されてみてはいかがでしょう?
そこで環境の変化において大きな要素である他人との関わり方を学ぶのです。

 

 

慣れてきたら今度はお子さん一人で、そして同年代だけでなく色々な年代の人がいるコミュニティに関わってみることでさらにステップアップを図ります。

 

 

そこで他人に関わることはそんなに怖いことではない、楽しいこともあるという経験を積むことで新しいコミュティへの参加に肯定的なイメージをもってもらうことが狙いです。

 

 

最初はだれでも不安に思うことはあると思います。
でもそこから「やってみよう」に変えて行ける子であれば心配いりません。

 

 

環境の変化を怖がる原因が障害にある場合

さて環境の変化を嫌う子の中にはそれが障害の場合があります。

 

 

最近では発達障害という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれませんが、特徴として一人遊びが多い、環境の変化を極端に嫌う、先延ばし傾向などの特徴があります。

 

 

この場合には親の独自の教育だけでは矯正が難しいので医療機関や発達障害支援センターなどの専門機関の支援を受けながらの療育が必要になってきます。

 

 

程度の差こそあれ、これら発達障害の特徴として挙げられる性格は普通の子にもあります。

 

 

正直なところ素人では判断が難しいと思いますので気になる場合は病院や専門機関に相談されて下さいね。

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